妥協せざる人々

映画館に観にいった映画についての感想文。

ドグマ・不純の誓い
―于颪辰娠撚茲亡脅佞靴燭
⊂暖饉圓箸靴討領場を明確にするぞ
1撚茣嫋泙竜_颪浪真佑砲睚薪であれ
け撚茲呂燭世修譴世韻農斬なんて持ち込むな
ケ撚茲乏壁佞韻鷲要ない
ι埔鰺な文章で失笑を買え
他人の価値観からの脱却を図れ
╋欧覿欧訖様佑竜せちを逆撫でてみろ
ナンバー・ワンではなく、ロンリー・ワンを目指せ(泣)
“映画好き”を自称しつつそれを貶める人間に憧れろ(号泣)


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お詫び
ただいま、個人的な理由により映画鑑賞が困難となっております。テレビ放送、あるいはビデオグラムなどでは鑑賞しておりますが、映画フィルムと劇場スクリーンがあってはじめて映画鑑賞が完成するという考えの下、当ブログのテキストは、劇場での鑑賞作品の感想に拘らせていただきたいかと存じます。暫しお待ちいただければ幸いです。
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おかげ様をもちまして“未公開または書きかけ”のテキストが100を越えました。観たこと自体忘れている作品も少なくありません…。こんな僕を許してください。
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ホントのうそつき、うそみたいな本物 ◆惺蜥蜴』
07年9月26日(水)分

ヾ慄椣衂彜篤頂酩福惱莉監禁』
    →9月26日付

井上梅次監督作品『黒蜥蜴』

62年 大映東京。カラー。シネスコ。102分。フィルム状態・可 鑑賞状況 座席142席中55席程度。個人的タイトル『リアルゴールド・イミテーションゴールド』。

    手がこわーい

もみじ この『黒蜥蜴』はこの後、リメイクされていますが、その68年の松竹−深作版は3年前にポレポレ東中野での「映画編集者・浦岡敬一の世界」で観ています。なので順番が逆になってしまいました。ですからストーリー的には既知との遭遇ということになります。まっ、まっ、ここは三島戯曲を井上監督がどう料理したのか観ていきます。ちなみに同じ日に観た同じ深作監督の『恐喝こそわが人生』のフィルムがあまりにもひどかった(色が判らないほど退色、セリフが解らないほど欠落)ことにまた腹が立ってきました。怒り 松竹版が深作監督の出張作品であるように、この大映版も日活で裕次郎を売り出した井上監督の手によるものです。大映で三島由紀夫だったら、増村保造監督ではないのはなぜか。脚本が、ミュージカル路線が先行決定していたんでしょうか。そう言えば学生の頃、友達がテレビドラマ『ザ・ハングマン』の現場アルバイトに行ってたんですが、仕込み中、井上監督はひとりスタッフとは隔絶していたそうです。

キスマーク 前述したとおりですので、筋を追っていくという愉しみはほとんどありませんでしたし、異形という意味では本当のイミテーションである美輪明宏さんによる緑川夫人の妖艶さに、京マチ子さんの本物美貌は至極残念です。ムチで叩かれてもです。それどころか、“どーせ、部下が追跡しているから安心なんだろ”とか“ソファーに人間が入っているかどうか分かれよ”なんてチャチを入れる始末。おお、これで僕もまだ真の映画ファンに一歩近づいたようです。映画検定受けちゃおうかな。それは絶対ありません。鑑賞の前後を完全に誤りました。一生の不覚です。どうしても見比べてしまうものですね。どうしても毒気のある方に目が奪われがちですね。しかも深作版は、三島センセイが自ら、というか積極的そうにご自身の肉体を見せびらかしてますし。こーのコンプレックス克服上昇志向野郎が。あっ、言いすぎました。オイオイ、俺って全然不惑じゃないじゃん。もう少し冷静に作品を眺める態度が欲しいものです。ただ明智小五郎役は、この松竹からの出張である大木実さんにしろ、深作版の木村功さんにしろ誠実すぎてキャラ弱い。美しいを奪うスタイルの緑川マチ子夫人が、逆に心を奪われてしまうという、ミイラ取りがミイラ展開には、それなりのチョイ悪僕の伯父さんキャラではなければならず、彼らでは“男の存在としてはいかがなものか”との結論です。いや、ちょっと待てよ。悪の体現者たるマチ子さんにとって、使命感という衣に包まれた、永遠のように見える無垢な善良は、どうしても手に入れたいものなのか。前言撤回、これでいいのだ!キャラOK。逆らうと死刑なのだ。

湯のみ そう言えば本物三島センセイだって、自分をまるごと肯定できずに内外各部署の肉体改造を施しつつ、自壊に至るということでは緑川夫人ですな。身の丈であれ、公威であれ。しかも国家の夢まで見てるし。ありモノの美への欲望は、実は自己否定だったりするのかもよ〜ん。

眼鏡 というわけで映画鑑賞は細部へのまなざしに転換します。音楽は黛“天皇陛下ばんざーい”敏郎さんです。ミュージカル仕立てですのでここは腕の見せ所です。個人的には電子音楽で目ざといヤングにもアピールしてもらいたかったところですが、そうは問屋が減価償却です。しかしコーラスワークがすばらしいですね。歌詞の意味はよくわかりません。聴いてなかったんじゃないか?と指摘されても否定はいたしません。この映画の演出の半分は黛さんのもの、と言っても過言ではないんじゃないでしょうか。さぁ、本格的な黛さんの映画仕事の集成を、レコード各社のみなさま、まとめていただけると大変うれしゅうございます。技術的には、誘拐される早苗さんの本物と偽者(立場が格差社会)が対面するシーンの合成は、自然ですばらしいですが、如何せんミニチュア関係が貧弱だったかなと。ヘリコプター及びクルーザーの操作技術に一層の精進が期待されます。大映東京一筋の中川芳久さんによる撮影も、この映画が見た目も内容も、夜の映画であることを認識させてくれます。夜とは単に暗がりのことではありません。最近の映画は、ノー天気な青空映画ばっかりだな(たぶん)。中川さんはまるでうなぎパイです。美術の間野重雄さんも異空間を作り上げてすばらしい。特に黒蜥蜴の本拠地の内部造形は、その後のヒーローものの悪もん基地のプロトタイプになってるんじゃないでしょうか。いやすごい。これが『盲獣』に於ける横たわる女体像に連なっていくんでしょうか。もはや国宝もんやね。このお二人とも増村組なんですけど、返す返すもなぜ増村作品じゃないんでしょうかね。るんるん

いす 他の俳優さんたちはどうでしょうか。注目されたいのがいかにも成金な俗物根性丸出し人物、岩瀬庄兵衛を堂々熱演した三島雅夫さんが特筆でしょうか。こういう人物に雇われなければならない実さんの悲哀を感じたいものです。なんでも金で解決するんですから性質が悪いです。娘を甘やかすのも大概にしとけよと。次のリメイクの時は、娘を誘拐したはずなのに、実は庄兵衛だった(女子高生コスプレ)というオチでお願いします。あっ、返してもらわなくて結構です、みたいな。あと特殊メイクで、誰が誰やら顔が判らないマチ子さんの忠実な下男役の中条静夫さんがポイント高いかと。いやいやまだまだいるぞ、女中の立場として異例に多くセリフが与えられている(ていうか状況の説明だし、新藤センセイお得意のコストパフォーマンスかな)久里千春さんは、井上監督が日活から呼んだという話はないんですかねぇ。台所のシーンのみムードが弛緩して、一見サザエさんちみたいですけど。マチ子はマチ子でもそっちは長谷川町子先生です。

カチンコ 江戸川乱歩作品を基にした三島由紀夫の戯曲でしたが、井上監督の場合はストレートに乱歩作品の映像化で良かった気がします。井上監督のサービス精神がどうも宙に浮いてる感がぬぐい切れず、唐突ミュージカルシーンが、その後の大林宣彦監督作品『ねらわれた学園』を予告しますが、問題なのは中心人物が直接、ミュージカルに関与するかどうかで、黛センセイは外野に歌わせるという選択を取りましたが、映画的な魅力は半減してしまったかなと。ここはひとつ京マチ子さんに、盗賊であることの苦悩、実は“盗んで欲しい”女心を切々と歌っていただきたかったように思いました。

おばけ どうでもいいんですが、京マチ子さんって初代ゴジラのモデルになったなんて話は…絶対ありませんよね。失礼。



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