妥協せざる人々

映画館に観にいった映画についての感想文。

ドグマ・不純の誓い
―于颪辰娠撚茲亡脅佞靴燭
⊂暖饉圓箸靴討領場を明確にするぞ
1撚茣嫋泙竜_颪浪真佑砲睚薪であれ
け撚茲呂燭世修譴世韻農斬なんて持ち込むな
ケ撚茲乏壁佞韻鷲要ない
ι埔鰺な文章で失笑を買え
他人の価値観からの脱却を図れ
╋欧覿欧訖様佑竜せちを逆撫でてみろ
ナンバー・ワンではなく、ロンリー・ワンを目指せ(泣)
“映画好き”を自称しつつそれを貶める人間に憧れろ(号泣)


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お詫び
ただいま、個人的な理由により映画鑑賞が困難となっております。テレビ放送、あるいはビデオグラムなどでは鑑賞しておりますが、映画フィルムと劇場スクリーンがあってはじめて映画鑑賞が完成するという考えの下、当ブログのテキストは、劇場での鑑賞作品の感想に拘らせていただきたいかと存じます。暫しお待ちいただければ幸いです。
お知らせ
おかげ様をもちまして“未公開または書きかけ”のテキストが100を越えました。観たこと自体忘れている作品も少なくありません…。こんな僕を許してください。
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下界の煩悩、山上の自殺  悖r.パルナサスの鏡』
JUGEMテーマ:映画 

.謄蝓次Εリアム監督作品『Dr.パルナサスの鏡』

09年/イギリス:カナダ/124分/カラー 配給:ショウゲート 原題:IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS 字幕翻訳:松浦美奈(女帝) 個人的タイトル『わしと悪魔のクロスロード』

予告編 





 テリー・ギリアム作品ってのも申し訳ないくらい観ていないのであります。『未来世紀ブラジル』(85年)をリアルタイムで観てからというもの『ローズ・イン・タイドランド』(05年)までの20年間すっ飛んでます。自分のことながらいくらなんでもおかしいんじゃないかと思います。なんで『ラスベガスをやっつけろ』(98年)くらいは観ていないのか。これじゃ映画ファンなんて言えないはずです。言えなくても結構です。日本での扱われ方も作品によってマチマチな気がします。ある時は単館アート系、でも今回は堂々全国ロードショーです。まっ、亡くなったヒース・レジャーさんの遺作でジョニー・デップさんもご出演ということもあるとは思いますが。その反対に監督の鬼才という評価が一人歩きしてちょっと鬱陶しい。撮影現場でトラブル続出なんて言われていますけど映画製作者なら大なり小なり経験しているはずなので、別に特異なことではないでしょう。個人的には出自であるモンティ・パイソン〜ラトルズ、ボンゾ・ドッグなんて周辺も含めて今のところ積極的に知ろうとはしてません。修行が足りないんだと思います。でも反省しません。しばらくそのままにしておきます。冗談はともかくモンティ・パイソンなんかを機械的に思い出すより先にテリー・ギリアム監督の作品からは、アメリカの作家スティーヴン・ミルハウザーが思い出されてしまうというのが正直なところです。それは世俗を離れ内向するある意識が作り出す幻影が、現実を凌駕していくということです。

 『ローズ・イン・タイドランド』(鑑賞テキストは絶賛未公開で途中放棄)で興味深かったエピソードは、隣に住む(知的差別を受ける)青年が起こす列車の爆破=テロリズムだった。社会的格差の本質とは何なのか。ロックスターという浮草稼業の親を持つ少女が、世の中が実は水平でないことを思い知るといったストーリー。しかし少女はすべての想像力を動員してそれに抵抗を試みるのだ。暗示されているのは、彼女が列車の乗客であった女性の養子になることだ。それは世間的に真っ当と見なされる真に親と言える存在にたどり着くということなのだろう。しかし、その存在を心から愛することはできるだろうか。理想と現実的な幸福の定義は複雑になってくる。しかも友達になったその青年の思いは、差別する側への無意識的な憎悪なのだからとても判りづらい。“ジハード”とは自分の無二の時間を犠牲にする以上、おそらく他人のロマンチシズムを代行することなのだろう。でもそれは一方通行でヒューマニズムがない。こういった断片を手がかりに『Dr.パルナサスの鏡』を観るしか手立てがなさそうだ。そしていきなり結論から始めたい。人々がみな瞑想を始めて“語り”が画一化した時代に語られる物語とは、すべてホームレスじいさんの願望なのだった。本来は施される側の立場と物語の主人(=神)とが転倒している構造はとても皮肉なことだろう。話の道連れは高級レストランで仲睦まじく食事をするハッピーファミリーだ。当然本人たちは何も知らない。じいさんの物語のためのキャラだから。

 今、頭から離れないのは富の再分配と詐欺の関係だ。詐欺師にとっての最終願望、それは詐欺行為が社会的に公認・正当化されることだろう。しかし当然それはあり得ないことだ(商売のいくらかは詐欺まがいなのだが…)。だからこそロマンになる敗北主義なのだ。最近でも疑似電子マネーに関する顛末(爐海鵑柄農欧蕕靴い發里呂覆ぁ△△覆燭發笋辰討澆燭薛瓩箸い洗脳おばちゃんが忘れられない)を私たちは見てきた。サブプライムローン騒動などに見られるように、信用に対する共通認識は瓦解したことだろう。リスク回避、それ自体が世界的リスクになるというダイナマイトな連鎖は、学習できずに何度も繰り返す。時は2007年、所は金融の中心都市ロンドン。風来坊のテキヤのじいさん=パルナサス博士は苦悶している。何も所有しないわしが富を得るための手段として悪事に手を染めるべきかどうかと。紙でできたミニチュア劇場キットを売るだけでは相棒のチビ助(ハンプティ・ダンプティか?)とは食べていけそうにないのだ。あとは首を吊るだけである。そこでこの事態を悪魔からの誘惑だと考えてみる。博士はつづけて夢想する。わしは旅回りの奇術劇団の頭領だ。この世にひとつしかない魔法の鏡を使って、世にある余ったお金を集金して回ることにしよう。それは必要とする者への能動的再分配と言っても良い。年寄りのわしでは人目を引かないだろうから、トニーという名のイケメンなオルター・エゴを作ろう。アイ・キャッチングはアドバタイジングの基本じゃからの。キャラ設定は恵まれない子供たちのためのチャリティー基金を設立したもののマフィアのマネー・ロンダリングに利用されてしまい世間からの糾弾の末行き詰った男、と。さてさてまずは脳ミソ空っぽの有閑マダムたちから戴くとしようかな。鏡の中に入れば彼女たちの物欲、美と若さへの執着、そして梯子を昇って天までいく上昇志向。こういったものを満足させられることじゃろう。御代はブランドもののバックまるごとでございとな。これで貧乏にゃバイヨン。これはすべて永遠の生との引き換えに交わされた悪魔との契約なのだから後ろめたさもないのじゃ。どうせだからこの際テキヤ稼業の敵、警察もついでにからかっておこうかの。お尻を出してキス・マイ・アスホ〜ル!

 最初は順調だったのに、うまいことは長くは続かないものじゃ。大金といかさまの臭いは隠せんもんらしい。皆の衆ご注意あれ。警察とマフィアという暴力の表裏に追われてもはや万事休すの様相じゃ。仕方ない、もう輪廻に頼るしかないじゃろう。生まれ変わってゼロベースで始めるのだよ。永遠の生に肉体は同行できないのか。悪魔め嘘つきやがったな。ほんじゃま、グレイトフル・デッドに向かって山頂へまっしぐらじゃ。

 自分の預かり知らない原因で身の振りを迫られる罪と罰の物語といえば、今年最初に観たタル・ベーラ、フラニツキー・アーグネシュ共同監督作品『倫敦から来た男』もそうだと思います。07年の作品であり、両作品とも経済を中心とした世界的世情を反映していると言っていいのではないでしょうか。『倫敦から来た男』ではパーソナルな問題として描かれていましたが、ここではもっと大きな普遍的な問題として扱っているようです。

 パルナサス博士役はクリストファー・プラマーさんですが、個人的にはジョン・ハートさんだったらうれしかったです。悪魔役は、最近旧作のリイシューもされ歌手としての再評価が期待されるトム・ウェイツさん熱演です。こんなにいっぱいトムさんを観るのは、『ラ・ボエーム』(08年)のロバート・ドーンヘルム監督作品『チキンハート・ブルース』(89年、後楽園のシネドームにて観賞)以来かも。ヒース・レジャーさん代役の3人はやっぱ急場しのぎの感が否めません。ギャラをヒースの残された子供にプレゼントというエピソードは泣けますが。

 パンフレットは600円。印刷/アベイズム(東宝なのに成旺印刷ではない)。製本所/表記なし。デザイン/平塚寿江。240×258中綴じ横左開き表紙込み40ページ。シナリオ採録なし。表紙4P(表2は写真、クレジットと奥付)、写真のみページ計18P、イントロダクション2P(主なテキストは1P)、ストーリー2P、立田敦子(映画ジャーナリスト)テキスト2P、キャストプロフィール(トニー役3名)1P、キャストプロフィール(その他5名)1P、リリー・コール:インタビュー1P、アンドリュー・ガーフィールド:インタビュー1P、テリー・ギリアム監督インタビュー1P、黒田邦雄(映画評論家)テキスト+テリー・ギリアムプロフィール2P、プロダクション・ノート3P、映画に関するトリヴィア1P、スタッフプロフィール(5名)1P。評価:キャスト&スタッフプロフィールは公式HPと同じですが、他はテキストの書き方を変えていて(内容的には同じでも)流用・共用といったレベルではないと思います。まったく同じテキストではない努力はしてます。写真ページを削って36ページ500円でお願いします。



公開資料

チラシ2種
 

新聞広告(L→Rいずれも夕刊、読売1月8日・毎日1月15日・朝日1月15日・読売1月22日・朝日1月22日・朝日2月18日・朝日2月26日)



 ジェフ&マイケル・ダナ兄弟担当のサウンドトラック盤は、ジュネオン〜ランブリング・レコーズより発売されています。プレス枚数が少ない?とはいえ2200円くらいになりませんかね。観賞券持ってくと割引あるとか。ところでマイケル・ダナさんと言うとアトム・エゴヤン監督を思い出しますが、『秘密のかけら』(05年)以来輸入が途絶えてるみたいです。好きなのでどこか配給お願いします。
 
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